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東京国立博物館「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」 8月27日終了した東京国立博物館の「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」、現在は京都国立近代美術館にて開催中です。 プライスさんはカリフォルニアの美術コレクター。1950年代、建築家フランク・ロイド・ライト(帝国ホテルなどで有名)との交流を通して日本絵画と出会ったそうです。それ以来、江戸期を中心に蒐集を続け、現在ではその数およそ600点。今回はそのうち109点が来日・公開されています。 目玉になっているのは、伊藤若冲です。プライスさんが最初に買った画家だそう。ポスターにも使われている鶏の絵やモザイクのような象の絵、何かの拍子にご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。ほとんどポップアートと評してもいい、独特で力強い絵ばかりです。 今回展示は、流派ごとの正統的な流れに位置する絵画、京都の絵画、若冲の絵、江戸の画家の絵、日本古美術の代表格である琳派と系統立てて並べ、18世紀江戸時代の絵画がいかに文化的に芳醇で素晴らしかったかを伝えていきます。 プライスさんは、基本的に「おもしろい」と思ったものを蒐集しているそうです。ですから、中には全く無名の画家の絵もあります。江戸の風俗がメインになっている絵もあります。それが琳派の絵と部屋は違えど一緒に展示してるのはとても面白いです(笑)。 さて、見に来た方はほとんどが若冲狙いでした。混んでます〜。よく見えない……。 あの絵は確かにインパクトありますよね〜。実は私も若冲は大好きで、昔わざわざ日帰りで京都国立博物館の「没後二〇〇年若冲展」を見に行ったくらいです。 しかしこの展覧会の白眉は、やはり「全体」だと思います。若冲を生み出すに至った江戸時代の平和、今の私たちが思うより、もしかしたらはるかに精神的に豊かだった時代の、空気というか、生活を感じ取ってもらえればと思います。 この展示会はこれから京都、九州、愛知と巡回いたします。ぜひお近くにいらっしゃる方は見て下さいね。 そうそう、若冲に興味のある方は、宮内庁が持っている代表作「動植綵絵」30幅もぜひ見て下さい。ときどき展示が行われます。今なら9月10日(日)まで「花鳥−愛でる心、彩る技 <若冲を中心に> 」という展覧会が皇居の三の丸尚蔵館で開催されています。 ▼プライスコレクション 若冲と江戸絵画展 http://jakuchu.jp/ ▼ザ・プライスコレクション http://www.shogakukan.co.jp/price_c/ ▼宮内庁ホームページ http://www.kunaicho.go.jp/ |
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