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日本全国津々浦々
東京の浅草橋は問屋街として知られています。近年はビーズやアクセサリパーツを求める人のメッカとなっていて、手作りアクセサリーを愛する人がひきもきらずにやってきます(だいたい素人さんOKの店が多いです)。また薬研掘のほうまで歩けば、横山町、馬喰町と並ぶ衣料問屋街が(こちらはほとんど業者さん向け)軒を連ねています。ほかにも花火問屋や輸入食料品、雑貨、パーティグッズを扱ってる店もあり、ぶらぶらするには楽しいところです。 しかし多数ある問屋のなかでも一番有名なのは、やはり人形でしょう。なんでも東京の人形問屋の約70%がここに集結しているのだそうです。 「浅草寺見附で聞けば突きあたり」。 見附、というのは「見張り所」のことです。赤坂見附などと同じく、当時の浅草橋には江戸への往来を制限するための「浅草御門」がありました。奥州街道、日光街道からの入り口で、浅草観音へ参拝するひとたちの往来が盛んだったそうです。そのそばの柳橋は、吉原へいくためのちょき舟がでるところで、周辺には料理屋、船宿が。当然、水運の拠点でもあったわけで、往時の賑わいは想像を絶します。 ちなみに未だに「浅草」と間違えて「浅草橋」の駅を降りてしまう人は多いようですね(笑)。JR浅草橋駅には、注意書きが貼ってあります。間違えて降りてしまうと、浅草橋から浅草までは、歩いて軽く30分ほどかかります。上記の川柳はそれを揶揄しているのです。たしかに地理的には突きあたりですけどね……(笑)田舎から見物に来た人は、江戸の地理などわかりませんからね。 さて、人形です。 江戸時代に五代将軍・徳川綱吉が京都から人形師を招き入れ、岩槻(埼玉県)で製造した人形を浅草橋で売る仕組みを築いたといわれているそうです。 ちょうど江戸独自の文化・文芸が花開いた時期で、上方文化優位一辺倒から、対抗していく気風が出てきたときです。それまで、当然人形と言えば京人形が最高だと言われていましたが、これをきっかけに関東での人形生産が盛んになりました。現在に至るもこの生産と販売の拠点は変わっていないそうですからすごいですね。 さて、それではひな人形豆知識を以下に並べていきます。 まずは、大きさ。単位は「番」です。大きい方がサイズが小さいです。ですから7番とか相当大きいです。 最近の流行は親王雛と呼ばれているお内裏さまが黒い衣装のやつです。天皇家のご結婚が続いたあたりからの風潮だそうです。確かにカッコいい。 買い物するなら1月中です。一番品物が多いです。なお、2月の後半は遅すぎるそうです。在庫があるとは限らないし、宅配が間に合わないかも。2月は短いのをお忘れなく。 高級な京ひな人形は、正絹の帯地です(龍村裂とか使っていたりする!)。和紙を中に入れて、しわになってもまた戻るようにしてあります。人形が映えるよう緋毛せんを引き、台は白木で簡素です。人形の豪華さがめだちます。 関東びなは、大体衣装に張りがあって、平飾り台(人形やお道具をおく台)がとても立派です。 ひな人形は実は、買い足していけます。今年はおだいり様とおひな様だけ買って、翌年、おひなさまの衣装の色合いや顔立ちを参考に同じサイズの3人官女を購入、という事も浅草橋の店舗では可能です。作家ものなら同じ人形師さんのを買えばいいわけです。 普通の人形の事を「衣裳着人形」といいますが、浅草橋では木目込人形のおひなさまもかなりあります。これはこれで可愛らしいです。 浅草橋にはともかくたくさんのお店があります。ガッツで回って、値段を聞き、いろいろ勉強して購入しましょう。問屋なので値引きは当然普通ですが、それが適正価格なのかどうかは自分自身で判断するしかないようです。 くわしいことはぜひ下記の店舗ホームページを。どれも人形と浅草橋の歴史と背景を詳しく語ってくれる良サイトです。 ただ買い物のときは、サイトを開設していない良店も沢山あるし、着物は実物を見ないとわからないので、やはり直接行く事をおすすめします。来年、購入を考えていらっしゃる方はぜひチャレンジしてみて下さい。 ▼原孝州 http://www.hara-koushu.com/ ▼秀月 http://www.shugetsu.co.jp/hina/index.html ▼久月 http://www.kyugetsu.com/ ▼人形のいち藤 http://www.ichi-fuji.net/ ▼長谷川商店 http://www.21hasegawa.jp/ ▼吉徳 http://www.yoshitoku.co.jp/ ▼人形のまるぎん http://www.marugin.com/ ▼人形の田辺 http://nttbj.itp.ne.jp/0338624701/index.html ▼遊びにおいでよ!浅草橋・柳橋 http://www.asa-yanagibashi.com/index.htm |
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