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お稽古体験レポート!

写真:幸田美香
幸田和香
Vol.02 茶道裏千家「茶茶くらぶ 銀座教室」中編(更新日:2006.01.13)
「茶道のお稽古に通う」というと、どんな印象が浮かびますか? 堅苦しい、格式ばった、肩が凝る、実用的でない、といった言葉が浮かぶ方も多いのでは。そんな先入観をくつがえすような体験をしてきました!

茶道裏千家「茶茶くらぶ 銀座教室」中編 ─伝統のお茶教室が現代風になったわけ─

茶茶くらぶの写真
やってみると結構楽しい!!
茶道はお作法が面倒と思っていたわたしでしたが、やってみると結構楽しいと実感したことを先回お伝えしました。茶道教室を「分かりやすい」「楽しい」ものしようとされている茶茶くらぶさんのことを、銀座教室の広報責任者でおられる我謝様にお聞きしました。

Q1. 体験教室受講させて頂きありがとうございました。たった60分だったのですが、ひとつひとつのお作法の意味から教わると「お茶ってすごく分かりやすい」という感想が湧きました。伝統文化といわれる茶道をこのような教室形式で受講生に伝えておられる事業は、どのような趣旨で行われているのですか?

A1.
「お茶を難しく考えないで生活の中で身近に感じていただきたいと一番に考えています。ですので、茶道のお教室に入ること自体も気軽に考えて頂きたいので『分かりやすい』『楽しい』と感じて頂けるよう教室を運営しています。敷居が高いと、お茶に触れ合うきっかけをつかんで頂きにくいですから。」

Q2. 確かに、玄関口に「茶道教室」と掲げられた木の看板のある先生宅を訪ね入門し、以後先生について真似をしてゆくのが通常茶道を教わる形式だと思っていたので、そもそも看板のある先生宅の戸を叩くことにすごく勇気が要りますものね。茶茶くらぶさんは敷居が高くないということにプラスして、わたしが関心したもう一つのことに、講義内容が明確で分かりやすいということがありました。まるで英会話学校のように、カリキュラムや費用の面がとても分かりやすくて画期的なのです。

A2.
「実際は、所作を真似て伝えてゆく方式のものを、明確に区分けし、薄茶のお点前は何回で身につけて頂き、講義は終了しますよと伝えるのはとても難しいことでした。でも、生活の中で身近に茶道を感じて頂きたいという想いを実現させるためには、現代の生活や考え方にあった、できるだけ明確な教室内容にし、敷居を低くする必要があったのです。で、敷居を低くするために分かりやすくしたということともう一つ、実際にお教室に通われている方から伺うのですが、『今日は炉の薄茶平手前のお稽古なのだ』と時間に対して目的が明確になっているので、意識がそこに集中しやすく、習得スピードが速いというメリットもあるようです。」

Q3.
『和敬静寂』の掛軸の写真
『和敬静寂』の掛軸
茶道の教授法を変え、伝える内容を明確にしてゆくことに、摩擦やご苦労はありませんでしたか?

A3.
「千利休(せんのりきゅう)の茶道の精神を伝え広めるという大きな目標は同じですので、ご理解頂けていると思います。千利休は『和敬静寂(わけいせいじゃく)』と言い、『精神で人をもてなす』ことを説きました。多くの方にこの心をお茶をとおして知っていただきたいと思っています。」

Q4. お点前やお作法など技術的なことに目が向きがちですが、茶道を通してもてなす心を広げるというお考えなわけなのですね。そんな茶茶くらぶさんですが、今、どんなきっかけの方が教室に通われているのでしょうか?

A4.
「もともと茶道に興味はあったのだけれど、どこで習ったらいいのか分からなかったとおっしゃる方が多いです。また、習いたかったけれど、雰囲気が合わなかったらどうしよう、先生と相性が合わなかったらどうしようと考えて結局入門にいたらなかったものの、気軽にのぞける茶茶くらぶの体験教室に来てみて雰囲気が合ったから続けている、という方もいらっしゃいます。」

Q5. どんな方に茶茶くらぶを通して、お茶を伝えていかれたいですか?

A5.
「すべての方にです(笑)。でも本当に、精神の癒しになるのです。忙しい中で皆さん過ごされていますので、畳に座って心を落ち着けお点前に集中するだけで、リフレッシュして頂けるわけです。また、自分の文化のことをさわりだけでも知っておきたいと思う方にも気軽にお越し頂きたいです。」

お作法が分かりやすく説明頂けるだけでなく、カリキュラムや費用の面でも「見える」仕組みにすることで、お茶に気軽に触れて頂きたいという想いを実現されていることがよく分かりました。お茶を習う若い年齢の人口が減ってきているということですが、伝統文化に興味がなくなってきているのではなく、入門の戸を叩きにくいと感じていた方が結構多いようだというお話も興味深かったです。


では次回は、お茶を生活の中に取り入れる工夫なども伺ってきましたので、お伝えします。

前編「泡で知るお茶
後編「生活のなかに気軽にお茶を取り入れる工夫

茶茶くらぶの写真
茶道裏千家「茶茶くらぶ」http://www.chachaclub.jp/


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