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お稽古体験レポート!
空手「日本空手道松濤會」前編 −空手道場初体験の巻−
皆さんは空手をした事がありますか? 私は都内の結構名の知れている某女子校で、体育の授業に空手があるというのを聞いて、驚愕したことがあります(笑)。まあそういうのをのぞけば、部に所属していたり、教室に通ってでもいない限り、なかなか空手を(はっきり言えば武道を)する機会はないと思います。つまり自分で「やってみたい」という強力なモチベーションが必要なわけですね。オリンピック競技でもあれば格別、今、日本で武道を学ぶって、よほどのきっかけがないとできないですよね。 というわけで、今回のレポートがぜひそのきっかけになればと思います。稽古体験レポート、今回は空手道をご紹介いたします。 日本空手道松濤會(しょうとうかい)の本部道場「松濤館」様は、東京都墨田区の菊川駅(都営地下鉄新宿線)至近にあります。 本部は工場の建物をリフォームしたとか。ビルの中の道場は白木の床に、神棚。ずらっと代々の館長の写真が飾られ、「空手道二十訓」の額を掲示してあります。「空手道は礼に始まり礼に終る(ことを忘るな)」とか、聞いた事ないですか? 私は「はーこれがそうかー」としばし感動して見上げておりました。 さて、今回は特別に、通常の稽古へ参加させてもらえる事になりました。 2Fの女性専用更衣室は、トイレもシャワーもあって、とってもきれいです。ここで稽古着に着替えます。あの白いユニフォームの事は、「道着」というそうです。稽古には着用必須。生まれて初めて着たんですが、かなり丈夫なコットン地です。持参のTシャツを着て、ボトムは紐で固定。トップを着て、白い帯を締めて格好だけは出来上がりです。ちなみに私、最近ちょこっとフィットネスクラブ通いをしていまして、多少はましな体調だと思うんですけど……ついていけるかしら。 下に降りると、もうちらほら稽古に来てる方々が。なんというか……緊張してきました。すごく緊張してきました。ピンと張りつめた空気にたじろぎ気味です。 そしてまず始めたのは……。道場の白木の床の乾拭きでした。びっくりしたけど納得です。そうか! 礼に始まるのね。しかし床の雑巾掛けは高校時代以来です。床がフローリングならクイックルワイパーの時代ですからね〜。情けないですが、これだけで息があがりました。いい鍛錬になるなあ。
必要です。後から実感しました。 というわけで、いよいよ本番です。見よう見まねでまずは基本のポーズ。両足を軽く開いて、すっと自然に立ちます。基本の立ち方だそうです。「八字立」、または「自然体」というそうです。おお、自然体! なるほど、どこにも力みはありません。 ここからおもむろに、基本の稽古に入ります。突きや蹴りの技法を学んでいきます。皆さんもご覧になった事がありますよね? 列を作って、気合いとともにポーズを取って行く、あれです(なお、気合いは「キエーッ」などと大きな声を出すものではないそうです)。 「八字立」から一歩左足を踏み出しながら、左手を右肩に当て、勢いよく斜め前に払い落とします。。右手は拳を作ったまま、脇を締めておきます。これを前進しながら交互に繰り返して行きます。途中、振り下ろしながら身体をターンさせ、反対方向へ回ります。そしてまた前進して行き、最終的には元の位置に戻ってもう一度ターン。これが、「下段払い」、受け技です。 空手は「攻め」と「受け」のバリエーションに大別されるそうです。攻めは突く、蹴るが主体、受けは単純に受け止めるというだけでなく攻撃にも転じていきます。 そして私ですが、もう頭はパニック。えー、足は前に出てー、腕は出してー、あっすみません、腕はもう少し下ですね。あ、腰をもっと落とさないとですね。えっとターンが! どっちに回ればいいのー?? どうしてもわからないー。 ここで拳の握り方を直されました。親指と小指をきゅっとしめて、ぎゅーっと握ります。猫の肉球みたいでちょっとかわいい。で、中指をぴょこんと突き出すのです(中指の第2関節を相手に当てる)。 私の説明は大変へぼですが、実際はとってもカッコいい。『拳に力を集中して、「突き通す」気持ちで突くことが大事』なのだそうです。 そんなこんなで私も気合いだけは頑張りました。気持ちだけは「裂帛の」気合いです。
組手は見学させていただき、最後に太極初段を。これは受けて(下段払い)、突いて(中段追い突き)、受けて、突いて、受けて、突いて、突いて……と型の稽古をしていくものです。かなり空手をしている気分になります。身体がついていかないのが哀愁ですけど。 松濤會は、このように、組手と型を中心に稽古してらっしゃいます。『試合はありえない』という立場だそう。これは創始者である船越義珍(ふなこしぎちん)先生の遺訓でもあるそうです。船越先生は、近代空手道の創始者として知られています。つまり、松濤會の歴史は、そのまま近代空手道の歴史なのです。 というわけで、次回は、松濤會の歴史について、お送りいたします。 中編 −近代空手道と松濤會の歴史の巻− 後編 −空手道と松濤會のQ&A集−
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